水原一平被告が抱えていた切迫した懐事情 年俸7700万円に、大谷翔平から月40万円の“援助”も「低賃金」と語るワケ
「私は翔平の日常生活に支障をきたさないよう、彼の一定の生活範囲内に住まなければいけなかった。そのために翔平の住む近くに家を借りる必要があり、家賃は高くなっていました。高額な家賃の支払いに加え、私の妻は2023年までグリーンカードを取得できていませんでした。
なので、90日ごとに日本とアメリカを往復する航空運賃も負担する必要がありました。つまり、妻が日本にいる間は、(日本の住宅を含めて)家賃を2倍も支払う必要があったんです。これらの余分な出費はすべて私に大きな負担をかけ、私は給料日前までギリギリの生活していました。家族や友人からお金を借りてやりくりしなければならない月もありました」
稀代のスーパースターを支える中で負担は増大。「ものすごく、ものすごく忙しく、ストレスが溜まるように感じた」という水原被告は、オンラインスポーツベッティングの胴元であるマット・ボイヤー氏と知り合い、ギャンブルにのめり込んでいったと告白している。
「ギャンブル業界について無知だった私は、2024年の初めまで、彼(ボイヤー氏)が『違法なブックメーカー』であることを知りませんでした。ただ、当時、お金に困っていた私は、これが経済的に自分を助けるチャンスかもしれないと愚かにも考え、彼のブックメーカーを使い始めました。そして、いつの間にか、借金は膨れ上がり、翔平のお金を使う以外に返済する方法が見つからなかったのです。彼のお金に手を出したことにひどく罪悪感を覚えましたが、当時はそれが唯一の解決策のように思えました」
今現在もギャンブル依存症の治療も受けているという水原被告。今後に向けては「ギャンブルにのめり込んだ日々は終わったと自信を持って言えます。私は自分の経験を生かして、同じような状況で苦しんでいる他の人を助け、できる限りコミュニティに貢献したいと思っています」と語る。
果たして、最終的に水原被告にはどのような刑が下るのか。最終的な判決は2月6日に公表される予定となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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