改めて注目される水原氏の「致命的な裏切り」に新たな疑惑 なりふり構わぬ行動に「まだ隠し持っているのではないか」
様々な大谷への裏切り行為が明らかになった水原容疑者(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平の口座から約24億5000万円を不正に送金したとして銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平容疑者は日本時間13日朝、ロサンゼルス市内の地裁に出廷した。
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法廷内に姿を現した水原容疑者は上下黒のスーツに白シャツ姿、両足は当初、金属の足かせで拘束されていたがその後、同席の弁護士の要請で外されたという。
同容疑者が公の場に姿を現すのは3月20日に行われたドジャース・パドレス戦以来、その試合後、違法賭博の一件が明らかになり球団を解雇されていた。
今回、大谷に成りすまして、同口座から巨額の資金を流出させていたことが明らかになった。胴元に不正送金した金額はこれまで450万ドル(約6億8000万円)以上とされていたが、このたび連邦捜査局の調べにより1600万ドル(約24億5000万円)にものぼることが明らかになった。
裁判所では保釈についての手続きが行われ、保釈金は2万5000ドル、(約382万5000円)、カリフォルニア州中央地区を離れることはできず、大谷とも接触することは禁じられた。パスポートを返上し、今後はギャンブル依存症の更生プログラムなどを受けることも条件となった。
その後、水原容疑者の代理人を務めるマイケル・フリードマン弁護士が声明を発表。その中では「彼は大谷氏、ドジャース、メジャーリーグ、そして彼の家族に謝罪したいと望んでいる」とされ、当局から示されたギャンブル依存症のプログラムも望んでいるとした。