「もう一晩中……常に賭けていた」米賭博胴元が証言した水原受刑者の異常な賭け方 “無実”だった大谷翔平との関係性も激白

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「私にはイッペイ・ミズハラよりも、ずっと名のあるクライアントがいた。でも、彼(水原受刑者)は、とにかくもう一晩中……常に賭けていた。トルコのサッカーリーグだろうが、何だろうが、とにかく賭けていた。あれだけの金額を賭けまくるのは私も見たことがなかった。ある時はサウジアラビアに10万ドル(約1500万円)、ある時はウクライナ対トルコに10万ドル、とかね。自分以外にこの国で1試合で10万ドルの賭けを受ける胴元がいるわけがない」

 大谷の給与口座から約1700万ドル(約26億4200万円)の資金を不正使用していた事実が明らかになっている水原受刑者。それだけに胴元すらも仰天させる派手な賭け方は、彼がどれだけ常習的にギャンブルに興じていたかを物語る事実と言えよう。

 その一方でボウヤー被告は、「彼は本当に弱かった。だからやりたいだけやらせた。とにかく賭けているのがイッペイだろうが、オオタニだろうが、彼らの飼っている犬だろが、自分の知ったことではなかった」と吐露。闇ビジネスに加担した人間としての一面をのぞかせた上で「私はショウヘイ・オオタニとは面識はない」と明言。改めて「僕自身は何かに賭けたり、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたり、またそれを頼んだことはない」と訴えていた大谷の“潔白”を主張した。

 事件に対して「全てをイッペイが悪いとするのはアンフェアだろう。彼の立場を思うとひどい気持ちになる」と話したボウヤー被告は、29日の判決後に記者会見では「もしも、ショウヘイ・オオタニに会えるなら、この件に巻き込まれただけにもかかわらず、その名声に少し傷をつけたことを謝りたい。ようするに彼は潔白で、ただ、最高のレベルで野球をプレーしているだけだ」と謝罪もした。

 野球界を大きく揺るがした違法賭博スキャンダルが大きな節目を迎える中、今年2月に拘禁4年9月の実刑が確定した水原受刑者はどのような心境に至っているだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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