「なぜ止めようとしなかった」水原氏の違法賭博騒動で大谷翔平に疑問 名将マッドンが指摘した“会計の謎”「理解ができない」

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 エンゼルス時代に密なコミュニケーションを図り、大谷と水原氏の関係をよく知る名将は、米スポーツ専門サイト『The Athletic』のポッドキャスト番組「The Windup」に出演した70歳の元指揮官は「彼らは親友であり、切っても切れない間柄だったんだ」と騒動に対する複雑な胸中を指摘している。

 また、水原氏が大谷から「完全な信頼を置かれる立場」と論じるマッドン監督は、「イッペイは私とショウヘイのつながりとなる連絡係だった」と回想。そして、大谷が所属する米大手代理人会社『CAA』の対応に疑問を呈している。

「ショウヘイは日々の請求書の支払いのような処理もイッペイに頼っていたのだと思う。ただ私がまったく理解ができないのは、この(約6億8000万円という)金額が正確なものであるなら、代理人事務所がなぜ知らなかったのかという部分だ。私から聞きたい質問は、ショウヘイはこのことについて何か知っていて、彼(水原氏)のギャンブル狂いを知っていたのかどうか、だ。もしそうであれば、なぜ止めようとしなかったのか」

 さらに「本当にどれだけのことを知っていたのか?(水原氏が積み上げた)借金について知っていたのか?そして何らかの形で、それを支払う手助けをしたのか? そして、もちろん直接的に、自分自身、もしくは何らかで賭けたことはあるのか?」と疑問を投げかけた百戦錬磨の指揮官は、「それが問題のすべてだ。こういう疑問の答えが出るまでは、この問題は何も解決にはいたらないと思う」とキッパリを言ってのけている。

 現在MLBや、内国歳入庁、国土安全保障省は共同でこの問題の捜査に乗り出している。そうしたなかで、水原氏の新たな供述が待たれるところだが、その消息はいまだ不明なまま……。問題が完全に解決する道筋は見えてきていない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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