カタールの夏季五輪招致検討で持ち上がる“地球規模の問題” 酷暑回避へ五輪サイトが提言「日程変更はトレンドになるかもしれない」
その上で、夏季五輪が開催される7、8月はカタールでは気温が日中で41℃にも達すると説きながら、「選手も観客も、極めて不快かつ危険な暑さにさらされる可能性がある」と訴えている。
だが一方で、2022年のサッカーカタールW杯が冬開催となり通常と時期を変更して行われたケースなどを挙げており、また、「東京2020では選手の熱中症が146件報告された」と振り返るなど、世界各国でも夏場の暑さがアスリートの妨げになっている点を強調。
加えて、「世界陸上は今年、東京の猛暑を避けるために例年より遅い時期に開催される」と説きながら、今後は世界全体で7月の五輪開催は困難になるものとして、「(競技各種での)大会スケジュールの見直しは、まもなく世界的なトレンドになるかもしれない」などと指摘している。
同メディアは、「つまり、カタールが真夏に理想的な環境を提供できないとしても、それはもはやカタールだけの問題ではなくなっているのだ」と結論付けている。地球規模での深刻な課題となり続ける気温の上昇は、今後スポーツ界においても、より真剣な議論が必要となっていくことは間違いないようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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