森保ジャパンを「過小評価した」 トルコの識者たちが母国代表に憤怒「日本をリスペクトしないなんてありえない!」
球際での競り合いでも後手に回ったトルコの面々。彼らには国内メディアから厳しい声が飛び交った。(C)Getty Images
森保ジャパンの快勝劇が小さくない反響を呼んでいる。
現地9月12日にベルギーのヘンクで行なわれた親善試合で日本代表はトルコ代表と対戦して4-2と快勝。これで9日のドイツ代表戦から2連勝と、今月の代表シリーズは大きな収穫を得るとともに終わりを迎えた。
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日本がゴールラッシュに酔いしれた一方、トルコは多くの母国ファンが駆け付けた一戦で醜態を晒す形となった。序盤から後手に回り、球際の肉弾戦でも競り負ける場面が散見。3失点を喫した後に1点差に詰め寄る奮闘は見せたが、やはり攻守にアグレッシブなトルコらしさを欠いた感が否めなかった。
国内の識者たちからも厳しい声が寄せられている。
この試合を中継していたスポーツ専門局『TRT Spor』の解説を務めた元トルコ代表MFのイルケル・ヤグチョグル氏は「私が話したいのはクンツ(監督)についてだ。今の代表が良い状態にあるとは思えない」と断言。「見るからに選手たちは良い状態じゃないだろう。フィールドに11人もいて何もしていないからね」と猛烈に批判を展開した。
そして、同じく中継で解説を務めた元トルコ代表MFのメフメト・オズディレキ氏は「日本は試合巧者だった。彼らのフィールドには卓越した組織力があったよ」と森保ジャパンの洗練されたパフォーマンスを絶賛。そのうえで、母国代表を糾弾した。
「我々は4失点を喫したが、今日の日本の出来からして、もっとひどい結末を迎えていてもおかしくはなかった。今の代表にはまったく満足していない! 日本戦では『よし、終わったな。もういいや』というような雰囲気があった。後半は選手交代を駆使して、少しは挽回したが、それでも十分ではないね」