「完全なる恥」森保ジャパンに完敗が“トラウマ”に!? トルコ国内で広まる衝撃と批判「日本はサッカーを教えてくれた」
指揮官にも厳しい目は向けられている。試合後に「責任があるのは私だけではない! 選手たちはもっとトルコ代表のために100パーセントの力を発揮できるレベルでなければならない」とチームを叱咤したクンツ監督について、『MILLIYET』のアッティラ・ギョクチェ記者は「我々を震撼させ、花瓶を割ったのは監督自身だ」と批判。日本戦のパフォーマンスを糾弾した。
「この日本戦によって、トルコ代表は非常に重いトラウマ的な状況を抱えることになった。信頼は喪失し、コミュニケーションもなく、共感性も消え去った。我々はチームへの忠誠心も損傷するなど酷い状況に直面している。何より監督と選手たちが互いに疎遠になっていることが明らかになり、心が傷ついた」
クンツ監督への逆風は強まる一方といった感がある。「一体いつまでクンツに我慢をしなければいけないのだ」と訴えるのは、日刊紙『SABAH』レヴェン・トュゼメン記者だ。かねてからドイツ人指揮官の手腕に問題があったとする同氏は、「日本戦は完全なる恥だ」と断じた。
「日本は素早い攻撃と、素早いプレー、さらに果敢な前線からのプレスとパス回しで、我々にサッカーが何たるかの教訓を教えてくれた。クンツに頼る必要はもはやない。彼はゲームやシステムの面で何の貢献もしていない。
10月には、EURO2024出場に向けた非常に重要な試合がある。いまの選手たちには、彼らをより理解し、感情に訴えられる監督が必要だ。もしも、ドイツ(EURO2024の開催地)に行くことができなければ、私たちは質の高い世代を失うことになる。この日本戦の敗北と前半の恥ずべきプレーは、クンツの責任である」
トルコに小さくない衝撃をもたらした日本のゴールラッシュ。その反響はしばらく続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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