森保Jへの衝撃敗戦で批判増大! トルコは監督の“無責任発言”を巡って会長が嘆き「日本戦後の発言は残念だった」
日本の勢いを前に屈したトルコ。そのパフォーマンスに批判が相次いでいる。(C)Getty Images
森保ジャパンに喫した衝撃的な敗北の余波は、トルコ代表の根幹をも揺るがしている。
いまだ大きな反響を呼んでいるのは、現地9月12日にベルギーのヘンクで日本代表がトルコを4-2と撃破した親善試合だ。4日前にドイツ代表を4-1で撃破したサムライブルーの快勝劇に列島は大いに沸いた。ヨーロッパの難敵を相手に2試合で8得点をあげ、充実の遠征となった。
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一方で散々な結果にチーム内で波紋を広げているのがトルコだ。今月8日にアルメニアとのEURO2024予選で1-1と引き分けとなり、チーム力が問われていたなかでの日本への惨敗には国内メディアからも批判が相次いだ。
無論、ステファン・クンツ監督の責任問題に発展した。そうした“逆風”に抗うかのように、60歳のドイツ人指揮官は反発。試合後の会見の場で「責任があるのは私だけではない! 選手たちはもっとトルコ代表のために100パーセントの力を発揮できるレベルでなければならない。今日はフィジカル面で日本に全く対応できない選手もいた。何かを勝ち取りたいならあれではいけない」と選手たちの質を糾弾したのだ。
これがまずかった。多くの記者やメディアからより批判を招き、「一体いつまでクンツに我慢をしなければいけないのだ」「日本がサッカーとは何たるかの教訓を教えてくれた。クンツに頼る必要はない」(いずれも日刊紙『SABAH』レヴェン・トュゼメン記者)とクンツ体制が問われた。以前から求心力が問われているドイツ人監督の解任論は日増しに強まっている感がある。