ベネズエラ戦の焦点は「落ち球の精度」──元侍スコアラー三井康浩が語る“短期決戦の勝ち方”【WBC】

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先発の山本がどれだけイニングを消化できるかもポイントだ(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝で、野球日本代表「侍ジャパン」はベネズエラ代表と対戦する。ロナルド・アクーニャJr.を筆頭に破壊力ある打線を擁し、今大会でも勢いを見せる強豪だ。

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 しかし、2009年WBCで侍ジャパンのスコアラーを務め、世界一を支えた三井康浩氏は、相手の迫力に臆することなく「日本が勝つための条件」を冷静に語る。その分析は、“国際大会を勝ち抜くための本質”に踏み込んだものだった。

 強打者が揃うベネズエラだが、三井氏はまず「勢いに惑わされる必要はない」と切り出す。

「ホームランは水物。日本の投手がコントロールを乱さなければ防げる。勢いがあるように見えても、内容を丁寧に見れば互角以上に戦える」

 ベネズエラ打線の破壊力に目を奪われがちだが、日本投手陣の精度を前提にすれば、極端な打ち合いにはならないというのが三井氏の見立てだ。

 その上で三井氏が最も強調したのは、落ちるボールの精度だった。

「過去の強豪との対戦でも、日本のスプリットやフォークの精度が勝敗を決めた。ストライクからボールに落とせる投手が鍵になる。パワー型の打線には、ボールを上に上げさせない配球が絶対条件」

 日本の投手が持つ武器をどれだけ正確に使えるか。それが勝敗を左右するという。

 三井氏は日本の投手陣を「世界一」と断言する。

「日本の投手力は世界一。投手が踏ん張るから打線が生きる。これは2009年も同じだった」

 特にベネズエラ戦での先発が予想される山本由伸には、「山本投手の正確無比なコントロールがあれば、そう簡単には打たれない。強打者相手でも、狙ったところに投げ切れる投手は崩れない」と絶対的な信頼を寄せる。

 さらに三井氏が重視するのは、いわゆる「第2先発」の存在だ。

「短期決戦は中盤のロングが最重要。仮に先発が苦しくなった時に、どう流れを食い止めるかが大事になる」

 継投が予想される宮城大弥については「外国人打者には合わないタイプで、いやらしい投手。ああいうタイプは短期決戦で効く」と評価。また、クローザーに関しては「調子の良い投手を当てはめていくべき。短期決戦は“今いい投手”を使うのが一番」と柔軟な起用を推奨した。

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