なぜ日本は4強にも届かなかったのか 「主役」ではなかった侍ジャパン 井端監督の用兵・采配は「決定的敗因」ではない【WBC】

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井端監督の用兵・采配面で明らかなミスがあったとまでは言えないだろう(C)Getty Images

 となると、1次ラウンドでも打たれた伊藤を投げさせた井端弘和監督の投手起用が間違いだったのでは? との指摘が浮上するのは当然だ。だが、他の投手なら反撃を食い止められた保証があるわけではない。試合後の記者会見では、井端監督は「大谷が投げられていたら先発させていた」と語っていた。けれども、山本でさえ4回を投げ2点を取られていたのだから、大谷が登板可能だったとしても完璧に抑えられていたかどうかはわからない。「足を使った攻撃をしていれば」といった意見も聞かれるが、投手戦ならともかく、ホームランの飛び交う展開では大して意味はない。批判の大半は結果論で、用兵・采配面で明らかなミスがあったとまでは言えないだろう。少なくとも敗退の決定的要因ではない。

 優勝した過去の3大会も危うい場面はいくつもあった。第1回では1次ラウンド敗退が濃厚な展開から、メキシコが米国に勝ったことでタナボタ的に勝ち進んだ末の栄冠だった。前回大会でも、準決勝のメキシコ戦は9回表まで1点リードを許していた。今回も、ほんのわずか歯車が噛み合っていれば違う結果になっていたのではないか。勝負は時の運、可能な限りベストメンバーで臨んでも必ず勝てるわけではない。前回のWBCはあらゆる意味で日本が主役だったが、今回はそうではなかったのだ。

[文:出野哲也]

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