虎のドクターKは「打てない」 阪神デュプランティエが発揮する“佐々木朗希級”の奪三振力を物語る「7.17」の凄み
とりわけK-BB%の割合の高さは圧巻。同指標は1打席あたりで四球に比べて奪三振のパーセンテージがどれだけ多いかを表すものなのだが、通常は3.5以上で「優秀」と言われる。しかし、今季ここまでのデュプランティエは、なんと「7.17」。近年のNPBでは、2023年に日本で“無双”した佐々木朗希(現ドジャース)のそれ(7.94)に迫る値を叩き出している。
今月5日の日本ハム戦で試合解説を務めた元阪神指揮官の岡田彰布氏が「長い腕が遅れて出てくる。あのナックルカーブは右(打者)は打てない。左でもハーフスイングになる。横じゃなく縦(に来る)。直球も腕が遅れるから伸びがある。(打者は)差し込まれる」と称えたデュプランティエ。その快投は、継続性をもって、NPBを席巻している。
ここから猛暑の中での戦いが続くが、デュプランティエの勢いはどこまで続くだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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