大谷翔平の7億ドル超えは「非現実的」 今オフFA目玉のヤンキース・ソトの契約を米メディアが指摘「上回る可能性はない」

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今オフのFA市場の目玉となっているソト。その契約規模は大きな注目を集めている。(C)Getty Images

 怪物の市場価値は天井知らずで高まっている。

 その怪物とは、MLBの若き主砲フアン・ソトだ。今オフにFAとなる25歳は、今年1月にヤンキースと3100万ドル(約46億5000万円)で契約合意。年俸調停権を持つ選手としては、大谷翔平(ドジャース)の3000万ドル(約45億円)を抜き、史上最高額となった。

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 2018年のメジャーデビュー以来、通算打率.285、同201本塁打、同OPS.953と図抜けた打力を見せつけてきたソト。その若さと実績から今オフの移籍市場においても最大の目玉であり、昨オフに大谷が結んだプロスポーツ史上最高と言われる10年7億ドル(約1015億円=当時のレート)を超えるという意見は盛んに飛んでいる。

 もっとも、現時点で米メディアの間ではシビアな声が目立つ。野球界のみならず、プロスポーツ界全体でも「史上最高」と言われる大谷のメガディールが1年で塗り替えられるのは現実味がないというのが大半の論調だ。

 米メディア『Bleacher Report』の取材に応じたブリタニー・ギロリ記者は「ソトがFAでショウヘイ・オオタニの7億ドルの契約を上回ることは、現時点では『夢物語のようだ』という」と断言。また、米老舗誌『Sports Illustrated』も「ソトが7億ドル超えの契約に匹敵、もしくは上回る契約を結ぶ可能性はない」とキッパリだ。

「ソトのFA契約が総額7億ドルを超えるには、オオタニと同様に年俸支払いの大幅な後払いを受け入れる必要がある。ただ、彼にオオタニのようなフィールド外での莫大な収入源がないことを考えると、このシナリオはかなり非現実的だ」

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