「壊滅的な打撃だ」ソトのメッツ流出が波紋 16年1140億円提示で敗れたヤンキースに止まぬ批判「悪夢のシナリオが現実に」
さらに「ソトに支払う予定だった資金で3~4人の選手と契約することは、素晴らしいアイデアだが、現実にはそれほどうまくいかない」と断じた同局は、かつて「悪の帝国」と言われるほどの大補強を展開したヤンキースの移籍市場での影響力の低下も論じている。
「ヤンキースは徐々にイメージを失っている。かつては野球界最大の組織であり、最も人気のあった球団であったが、今では普通のビッグマーケットチームになってしまった。彼らは確かに多額の資金を投じているし、ソト放出の見返りとして別のFA選手を何人か獲得するだろう。がしかし、ヤンキースは野球界を支配しているわけではないのは確かだ。彼らは非常に優秀で、たまにエリートチームになるが、常に準優勝で終えている」
今年11月のオーナー会議の場でハル・スタインブレナー会長は「我々には、契約したい選手なら誰とでも契約できる力がある」と断言。FA市場でのヤンキースブランドの存在感を誇示していた。しかし、その力強い言葉が皮肉に聞こえてしまうほど、ソト争奪戦敗北のショックは計り知れない。
果たして、若き怪物打者を失った名門はいかにして強化を図っていくのか。補強次第では、来季以降の戦略の再考も余儀なくされるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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