メッツが明確にした「差」 ソトの剛腕代理人が史上最高契約合意後にヤ軍GMにかけた交渉破談の“極秘電話”が判明
今回の交渉に関する内情を伝えた米スポーツ専門局『ESPN』の取材に応じたコーエン氏は、デビッド・スターンズ球団社長とともに挑んだ米フロリダ州にある自宅でソトとの交渉について「初めて会った時にはフアンのことはあまりよく理解できなかった」と振り返っている。
「もっと時間をかけて彼の人柄を知る必要があると感じた。これは明らかに大きな契約になると考えていたからだ。彼の話を聞き、彼の人となりを知りたかった。最初の面談は、お互いを知るための場だった。『やぁ、初めまして』『元気かい』といった内容だったんだ。私はもっと野球や契約に関する実質的な内容を求めていた」
その後、数回の交渉を行ったコーエン氏だが、「自分の可能性に確信が持てなかった」という。一方でソト陣営はメッツが見せた史上最高額の契約という“誠意”に決意を固めていた。『ESPN』はボラス代理人がヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMにかけた極秘の電話で語った交渉決裂を意味する言葉を伝えている。
「フアンは違う方向に向かっている。ヤンキースが何か悪いことをしたというわけではない。ヤンキースがやらなかったことなどは関係なく、メッツのやったすべてが影響した」
札束攻勢も影響してソトとのメガディールを成立させたコーエン氏は「スコットが電話してきて、『なんてこった。まさかこんなことが起こるなんて』と思った。予想もしていなかった。こんなことが起こるなんて思ってもみなかったから」と吐露。空前絶後の争奪戦を制した現実を心底驚いた様子で振り返った。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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