年間30HR&OPS.800超えも「物足りない」 1147億円男ソトが問われ続ける“重責”「今の彼を正当化する方法はない」

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安定した数字を残し始めているソト。しかし、世間は厳しい評価を下し続ける(C)Getty Images

 夏場に入っても精彩を欠く“怪物”に対する評価は厳しさを増している。

 現地時間8月15日に本拠地で行われたマリナーズ戦で、メッツは9-11と敗戦。乱打戦で競り負けて、8月は2勝11敗と大ブレーキとなっている。ナショナル・リーグ東地区では2位につけているものの、首位フィリーズとは6ゲーム差と厳しい状況は続いている。

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 ワールドシリーズ制覇を目標に掲げていた球団に世間の風当たりは強まる中、批判の矛先は、昨オフに15年総額7億5000万ドル(約1147億円=当時のレート)という天文学的な規模の契約で加入したフアン・ソトに集中している。

 打撃そのものが心底悪いというわけではない。成績も打率こそ.252ながら、本塁打数は3年連続4度目となる30号に到達。70打点、OPS.883、19盗塁と上々の数字を叩き出している。さらに直近7試合に絞れば、4本塁打、OPS1.147と復調傾向にあるのは間違いない。

 それでも大谷翔平が23年12月にドジャースと結んだ10年7億ドル(約1015億円=当時のレート)のメガディールをわずか1年で“超えた”男の担う重責は並大抵ではない。チームの成績に比例しない働きは、その価値を問われ続け、地元ニューヨークでも批判の的となっている。

 ニューヨークに拠点を置くラジオ局『WFAN』のパーソナリティーで、米スポーツ専門局『CBS Sports』のコメンタリーでもあるブランドン・ティアニー氏は、「いま、彼をヤンキースに戻せるとしても、『いや、大丈夫。パスする』と答えるよ。あと15年もこの状態だって? 厳しいね」とシビアなコメントを残した。

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