「審判員の行動に問題があった」波紋を呼んだ、柔道 永山・ガルリゴス戦判定 レジェンドOBは審判員の”判断”を断罪【パリ五輪】
一方、波紋を呼んだ今回のジャッジに関しては日本の柔道界のレジェンドOBも疑問の目を向けた。
試合中継解説を行った2010年世界選手権100キロ級で金メダルを獲得したレジェンドOBの穴井隆将氏が中継内で自身の考えを明かした。
穴井さんは「少し私見を述べさせていただきますと」と前置きした上で、「相手選手のガルリゴス選手であったり永山選手以前に私は審判員の行動に問題があったと思うんですね」と判定を行った審判団にキッパリ。
「やはり『待て』をかけてもこの歓声の中ですから聞こえていたのか、聞こえていなかったのかは本人にしか分かりませんが、待てがかかった選手は手を離さなけれけばいけません」とした上で、尚も絞め続けているガルリゴス選手に対して、「主審が制するべきだった」とより強く介入すべきだったと持論を語った。
そうすることにより、永山選手が締め落とされていたか、否かの判定もよりクリアになったとした。
またガルリゴスに対しても、「待て」がかかったら手をはなすべきだったとした上で「柔道選手に反する行為にもなりかねませんので、今後のためにも、メダリストになったんであればなおさら、苦言を呈しておきます」と終始、明快な口調で語った。
この穴井氏の発言にはネット上でも「穴井さん、言ってくれた!」「本当、それ!」など支持の声が拡がっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「理不尽すぎる」柔道60キロ級・永山竜樹に“誤審” 待て後の敵選手の締め落とし行為に騒然「命にも関わる」【パリ五輪】
【関連記事】「日本はかなり効率的だった」選手村の食材不足問題に“生肉提供”を受けた英選手が不満吐露「かなりカオス」【パリ五輪】
【関連記事】「最悪中の最悪」開会式に登場したほぼ全裸の“青塗り男”に仏国内も衝撃! 視聴者からは反発の声も「恥ずかしい」【パリ五輪】