無念の失神一本負けに見た「致命的な弱点」 元UFC王者が語った朝倉海の世界戦「技術的に未熟なストライカーはいつもこうする」
一方で柔術にも長けたジョンソン氏は、朝倉が抱える「致命的な弱点」も指摘している。
「アサクラはパントージャが距離を縮めてきたら腕を伸ばして押しだそうとする。それで自分の頭に隙が出来て、守られていない。技術的に未熟なストライカーはいつもこれをするんだよ。アサクラも毎回これをする。癖みたいなものがあるな。
クリンチ、レスリング、他にも色々できるのに、毎回、プッシュ、プッシュ、プッシュだけ。俺だったら逃げずに、逆にクリンチする。内側を取ってボディーに膝を当てたら、絶対にタックルが来るからその時は切って、頭を落とす。そしたら立って殴ればいい」
さらに「アサクラの打撃面はもう十分に強い」と論じたジョンソン氏は、「そこにクリンチ、レスリング、グラップリングのどれかを足せたなら、もう文句無しになる」と断言。技術的な改善の余地があるとした。
おそらくUFCで準備されるであろう次戦で、朝倉はどこまで己を改善させられるのか。元世界王者を刺激した一戦からの成長が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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