問われる元RIZIN王者の真価 朝倉海が「情けない」と悔いた“拙守”を元UFC王者も糾弾「もっとテクニックを磨く必要がある」
自身の「ミス」を悔いた朝倉。そんな日本人ファイターの“拙守”には、UFCの酸いも甘いも知る元王者も厳しい言葉を投げかける。
元UFC世界バンタム級王者のTJ・ディラショー(米国)は、元UFCライトヘビー級王者ランペイジ・ジャクソンがホストを務めるポッドキャスト番組『JAXXON PODCAST』に出演し、「ティムは本当にレスリングとグラッピングが強くて、上手い。そして何よりもベテランなんだ」と指摘。朝倉の課題を淡々と論じた。
「アサクラはもっとレスリングを強化しなきゃダメだろうね。もちろん柔術も。彼は寝技が得意じゃないのに、クローズドガードで組もうとしていた。もしも、下から攻められないなら、スクランブルから立ち上がる動きをしなきゃいけないのに。打撃でしか勝ち目がないならなおさらだよ」
組技を受けた朝倉の咄嗟の対応力に苦言を呈したディラショーは、こうも説いている。
「まぁ『UFCにようこそ!』って感じだね。アサクラはもっとあらゆるテクニックを磨く必要があるよ。パンチ力はあるんだから、もっとフェイントを駆使したりしていれば、ティムの横に振るような動きも止められたと思うからね」
元UFC王者の“ダメ出し”は朝倉の耳にどう響くか。屈辱の連敗からどう立ち直るかが注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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