楽天・石井一久監督退任報道 「埋まらなかった穴」とは
一方で指揮官の期待を受けながら、苦しい戦いが続いた選手もいる。2021シーズンから楽天に復帰した田中将大は今季も7勝11敗、防御率4・91に終わった。復帰初年度の21年は4勝9敗、22年は9勝12敗と3シーズン通して、貯金を作ることができず。9月18日に行われたオリックス戦(京セラドーム)でも3回途中5失点KOと精彩を欠いた。
そして楽天の先発陣といえば開幕前は則本、田中、早川隆久、岸孝之など安定した力を持つピッチングスタッフがいることが強みとされたが、シーズンを通して個人で貯金を作ったのは9勝5敗の成績を残した岸のみに終わった。このあたりにもチームが浮上できなかった要因がうかがえる。
13年以来の優勝を待ち望んでいる東北のファンにとっても、今季の反省を生かしたチーム作りが求められそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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