中日に帰還? 井上新体制で注目集める在野の有力者でコーチ就任が考えられる「3人」とは
■矢野燿大氏:新監督の盟友にして相棒
1人目で挙げたいのは矢野氏だ。井上新監督は現役時代からの盟友にして、阪神の監督を務めた際は打撃コーチ、ヘッドコーチとして呼び寄せ、厳しいペナントレースを共に戦ってきた。
指導者としては捕手出身らしい広い視野とモチベーターぶりが持ち味。一部報道では可能性が消滅したと言われるが、正式発表までは何があるかわからない。阪神時代とは逆の「井上監督・矢野ヘッド」のタッグを見てみたいものだ。
■福留孝介氏:故郷の後輩はユニフォームを着るか
2人目は日米で活躍した福留氏だ。井上新監督とは現役時代のチームメイトで、故郷である鹿児島の先輩・後輩の関係性だ。1999年のリーグ優勝時には井上新監督がブレーク。福留氏はドラ1ルーキーとして共に貢献した。
現役引退後は評論を中心に活動。まだNPBの指導者としては経験がない。左打者という点では松中氏と被るので、もしコーチに就任するなら外野守備走塁コーチ、あるいは二軍監督からキャリアを始めるのが良いかもしれない。
■今中慎二氏:中日帰還となれば12年ぶり
3人目は投手部門より今中氏を挙げたい。井上新監督の1学年上とはいえ、同じ1971年生まれでほぼ同期のような関係性だ。現役時代は沢村賞も獲得。井上新監督と活躍した時期は異なるが、2012~13年に互いにコーチとして戦った経験を持つ。今中氏といえば、今春のキャンプでは臨時コーチとして投手陣を指導。3週間ほどの滞在で、髙橋宏斗らに技術を伝授した。果たして、12年ぶりの正式なコーチ帰還はあるのか。
[文:尾張はじめ]
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