本塁打ランクトップの岡本和真 球界OBが昨シーズンとの違いを分析「打席に立つ位置がピッチャー寄り」
22本でホームランランキングのトップを走る岡本。4番の自覚が出てきたという(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人の岡本和真は22本塁打、58打点はともにリーグトップ。打率こそ.293とリーグ8位ではあるが、夏場の調子次第では3冠王も決して夢ではない。5年連続30本塁打以上を記録するなど毎年素晴らしい成績を残している岡本ではあるが、今年は複数のタイトルを狙える位置につけており、調子の良さがうかがえる。
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岡本の今年の調子の良さの要因はどこにあるのだろうか。現役時代にヤクルトや巨人で活躍したアレックス・ラミレス氏のYouTubeチャンネルに“昭和の怪物”の江川卓氏が出演。岡本の状態の良さについて語った。まず江川氏は「フォームは変わったようには見えない。スイングの変更はあまりないかなと思っています」とスイング自体は昨シーズンと特に違いはないという。
ラミレス氏は「今年は去年よりも打席の立つ位置がピッチャー寄りなんです。今年はしっかり固定できています」「だからこそ逆方向やセンターへ引きつけて打てています。同時に引っ張ることもできてます」と解説。続けて、昨シーズンは中田翔が4番を打ち、5番を打つ試合が多かったことに触れ、「その経験が『俺は今年やらなきゃダメだ』というモチベーションに変わった」とメンタル面の変化が一番大きいと話す。