阿部巨人 今季も複数ポジションは当たり前? 日本一への鍵を握る「ユーティリティプレーヤー」とは
その意味でキーマンとなるのは、4番の岡本だ。昨季は主に一塁ポジションで出場。柔らかいハンドリングなども光り、一塁手として初のゴールデン・グラブを獲得するなど、堅守でもチームに貢献した。
ただ今季は一塁に新外国人のキャベッジ、また大城卓三も同ポジションにおいて出場が増えると見られる。すでに阿部慎之助監督はチーム状況を見ながら、岡本に関しては昨季同様に一塁、三塁、また外野と柔軟な起用を示唆している。
チームに与える相乗効果も大きい。2024シーズンは全試合に4番としてスタメン出場、打率.280、ともにリーグ2位となる27本塁打、83打点とけん引。守備においても一塁、三塁、左翼と器用にこなした。
昨季に続き、主砲がチームの好循環のために複数ポジションを引き受けるとなれば、若手含め、刺激を受けることは間違いなく、選択肢が増えるほど、攻撃的布陣も可能となる。
すでに岡本も勝利のために複数ポジションを引き受ける姿勢を示している。
目指す日本一のために果たして指揮官がどのように選手起用を進めていくのか。注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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