今オフFAの「目玉」となるか 驚異の「.600」、注目集めるDeNA29歳外野手の”貢献”とは
また佐野といえば、今秋に行われる「プレミア12」でも侍ジャパンに初選出されたことも話題を集めた。同僚の牧とともに選出と国際舞台でもDeNAの強力打線が存在感を示せるか、注目となる。
さらにファンも気をもむ佐野の去就に関しては、チームのし烈な外野手争いもリンクしてくると見られている。DeNAの外野陣は梶原昂希、桑原将志、蝦名達夫、関根大気、また今季入団した度会隆輝と豊富な人材を誇る。
育成の観点から球団が佐野の存在をどう捉えるか、また球団ではかつて救援投手の山崎康晃や昨年首位打者に輝いた宮崎敏郎と6年の長期契約を結んでいる。
将来の幹部候補生、放出を避けたい選手にはしっかり金額を提示することも知られているとあって、球団がどのようなスタンスで引き留めに臨むかも注目となる。
仮に佐野が宣言すれば、屈指のバットコントロールで知られる好打者に加え、かつて主将も務めるなど、選手をまとめる力にもたけているとあって、特に打線が苦しいチームからは争奪戦となることも予想される。しびれるポストシーズンでの佐野のパフォーマンス、去就の行方が今後も話題を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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