プロ初勝利を逃した門別啓人は「後手になっていた」 球界OBは好投を評価もシビアな指摘 進化の鍵は「初球」の「勇気」
また、マウンドを降りるまでに球数が100球を超えた要因にも言及。「やっぱり変化球でストライクを取る確率が低かった。抑える場面もあったがどうしてもカウントが悪いため、フルカウントからファウルで粘られて、フォアボール。それで球数も増えてしまう」と分析する。
さらに、速球は140キロ台後半を示し「ボールの勢いもあった」としながらも、「コースが高めに行き、それを相手打者にファウルにされていた。カウントを取る分には良いのだけど、空振りが取れるコースではなく、勝負に行ったボールもみんなファウルに逃げられていた」と回想。コースが甘かったこともあり、球数が増えたと強調している。
佐藤氏は、門別の今季初先発に対し、「ピッチング自体は悪くはない」と評しており、加えて次回以降の登板に向け、「勇気を持って、初球でストライクを取ることが大事」と優位に組み立てることへの心構えも語っていた。
門別はこの日今季初黒星を喫したものの、引き続き先発ローテーションの一角を担っていくことは確実。新生阪神で売り出し中の20歳が今後どれだけの成長を遂げるか、非常に楽しみだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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