【巨人】「菅野の穴」はどう埋める?期待高まる プロ6年目の”桑田チルドレン”の存在
堀田は本格覚醒が期待されている(C)産経新聞社
今オフ、積極的な補強に励んだ巨人。中日からは最強守護神のライデル・マルティネスを獲得。バッテリーではソフトバンクからFA宣言を行った甲斐拓也も獲得に至った。
ほかにも日米通算197勝とベテランの田中将大、新外国人野手に3Aでトリプルスリーを達成した経験も持つトレイ・キャベッジ、DeNAの左腕セットアッパー、石川達也と様々な特色を持った選手がそろう中で、注目されるのは「菅野の15勝」だ。
菅野智之が2024シーズンにマークした15勝の穴をいかに先発陣が埋めていくかは、リーグ連覇、悲願の日本一を目指すチームにおいても大きな課題となる。
そこで阿部慎之助監督が求めたのは若い投手陣の切磋琢磨の姿勢だった。15勝を一人で埋めるとなると厳しいが、複数の選手で埋めてほしいと方針を示している。
先発候補として赤星優志、西舘勇陽、又木鉄平、平内龍太、横川凱、伊藤優輔、京本真らの名前があがる中、飛躍が期待されているのは19年ドラフト1位入団、堀田賢慎にもある。
堀田といえば、身長186センチから繰り出される150キロ超の角度ある直球に、フォークなどのコンビネーションで知られる剛腕。昨季はキャンプ、オープン戦を通じて快投をアピールし、開幕1軍を勝ち取ると、シーズン序盤はリリーバーとして存在感を示した。シーズンでは先発も経験、17試合に登板し、3勝3敗、防御率2.45をマーク。