日ハム杉谷 残留の裏に「グッズ枠」? 打率1割台でも現役続行の舞台裏とは
チームきっての人気者として知られる杉谷は9月に自身でプロデュースした「日めくりカレンダー」を発売。大きな注目を集め、当初発売予定の枚数はすぐに完売、追加発売も行われた。
「日ハムファンの間では人気が高い選手に対し『グッズ枠』という言葉が使われているとか。中でも先日引退を発表した谷口と杉谷がチーム内の人気の高さでは双璧と聞きます。グッズが売れるということはプレー以外の面で球団への貢献が見込まれるということにもなる」(同)
「かわいすぎるスラッガー」「日ハムの剛力彩芽」として人気を集めた谷口雄也外野手(29)は今季限りで引退を発表。近年は故障などもあり出場機会を減らされ、今季一軍出場は7試合にとどまっていた。双璧といわれた一人は引退、杉谷はチームにとどまることになった。
今季プロ13年目を迎えた杉谷はチームを盛り上げるムードメーカーとして知られ、貴重なバイプレーヤーとしてチームに貢献してきた一方で、ここまで規定打席に1度も達していない。
「今季は代打、代走での失敗も目立ちました。ここまでは栗山監督の後押しもあって、引き立てられましたが、集中力に欠くプレーが来季も続くようだと、新庄次期監督は野球の結果に対してはシビアな目を持つともされます。一軍で姿を見る機会は減るかもしれません」(同)。
これまでファンを喜ばせてきたパフォーマンス以上に本業の野球で存在感を示せるか。杉谷にとっていよいよ来季はプロ人生を賭けた大事な1年となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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