不振の近藤健介はどこに置けば…日本ラウンド4試合の数字から考える“侍ジャパンの最適打順”【WBC】
NPBでは近藤以上に出塁能力の高い選手はいない。通算出塁率は.417、9年連続で4割以上を記録している。前回のWBCでも26打数9安打、8四球を選び出塁率は5割に達していた。本来の実力さえ出せれば「1番近藤・2番大谷」が理想的な並びだったはずだ。
しかし大谷のベストな打順が1番と判断されたため、近藤は「打ちたくない」大谷の後ろに入ることになった。1次ラウンドでの不振に、そうした心理的影響がなかったとは言えないだろう。けれどもこの状況では、今さら大谷の前には置けない。先発での起用についても慎重に見極めたいところだ。
過去のWBCでは第1回の福留孝介、第2回のイチロー、そして前回の村上宗隆が、当初は調子が出なくても監督が辛抱し続けて起用した結果、重要な場面で大きな働きを演じた。近藤もいつまでも不振が続く選手ではないはずで、井端監督も「(復調を)信じている」と語っているところを見ると、準々決勝以降も先発で使うつもりなのだろう。
だとしても、この状態で大谷の後ろを打つのはプレッシャーがきつすぎるのではないか。絶好調の大谷、鈴木、吉田を1~3番に集めて、近藤は岡本和真と村上の後の6番あたりに入れるのが良さそうに思える。もっともこれだと、岡本も15打数2安打、村上はチェコ戦で本塁打は出たものの15打数3安打なので、4~6番に調子が上がっていない打者が固まってしまう。ただ、それでも近藤の状態を考えると、上位打線に流れの切れるポイントができてしまう可能性のほうが怖い。
岡本、村上のいずれかを外して佐藤輝明(6打数2安打、2四死球)を三塁で使うプランも考えられるが、4連勝中のラインナップをいじくりまわすのも得策とは思えない。1次ラウンドからの打順変更は近藤を繰り下げるだけにとどめ、あとは岡本と村上も含めた3人の復調を待つのがベストな選択ではないだろうか。
[文:出野哲也]
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