打率.118に、拙守連発…精彩欠くド軍パヘスに非難殺到 韓国メディアは逸材キム・ヘソンの昇格を訴え「彼はすべてをやる」
パヘスを落とすとなると、新たに誰かを上げる必要がある。そうした中で注目を集めているのが、韓国期待の有望株であるキム・ヘソンだ。今季からドジャースの一員となった若武者だが、オープン戦でスランプに陥り、マイナースタートが決定していた。
ただ、ドジャース傘下3Aでの成績はまずまず好調だ。現地時間4月6日時点で、8試合に出場して、打率.273、6打点、OPS.823、出塁率.368を記録。内外野をこなすキム・ヘソンはパヘスとはプレースタイルこそ異なるものの、昇格への期待は高い。
実際、米メディアも26歳の韓国人に期待をかける。老舗誌『Sports Illustrated』は「多くのファンは不振にあえぐセンターのアンディ・パヘスの代わりに誰がメジャーに上がるのか気になっている」と指摘。その上で「キム・ヘソンが昇格するとなれば、彼は二塁手となり、エドマンがセンターに回るだろう」と論じた。
また、韓国メディア『朝鮮日報』は、現地時間4月6日のエルパソ戦の最中に、キム・ヘソンが、チームメイトやスコット・ヘネシー監督からダグアウトでハグされるシーンをクローズアップ。「もしも、これが昇格を決定づけるものなら、彼はメジャーリーグで自分を証明し、そこで生き残るために自分ができるすべてをやるはずだ」とした。
もっとも、ドジャースの戦力は厚い。純粋な外野手としては、メジャー実績もあるジェームズ・アウトマンや、今月2日にアスレチックスからトレードで獲得した快速エステウリー・ルイーズらが控えている。いまだメジャー経験のないルーキーであるキム・ヘソンに、いの一番でチャンスが舞い込むかは不透明ではある。
果たして、ドジャースは開幕間もない時期に思い切った決断を下すのか。その行方が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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