米紙も「史上最もあり得ない登板」と驚嘆 今季1登板の千賀滉大をメッツが電撃復帰させた“ワケ”「簡単な決断ではなかった」
メッツの先発投手であるデビッド・ピーターソンも、『New York Post』で「驚いた。いつもとは違う雰囲気の中で、実戦のスピード感に戻るだけでも大変なことだと思う」と語った千賀のサプライズ復帰。もっとも、話し合いの末に決定を下したメッツ首脳陣は自信を抱いている。チームを率いるカルロス・メンドーサ監督は、こう明かしている。
「結局のところ、自分のことを誰よりもよく知っているのはセンガ自身だ。彼とは1年間、一緒にやってきた。そして、彼は実戦で打者と対戦したり、ブルペンで投げる中で、調子が悪いときは、いつもそれを知らせてくれる。今回の状況はそうじゃなかった。
彼と話をする前は、簡単な決断ではなかった。でも、我々は彼の言葉に耳を傾けたんだ。そしたらセンガは私たちにディビジョンシリーズやナショナルリーグ優勝決定シリーズの可能性に備えて、こっちが何を考えているのかを知りたいと言ってきたんだ」
本人の意欲を買った形のメッツ。果たして、今回の大胆な采配は吉と出るか、凶と出るか。ソフトバンク時代から幾度となくポストシーズンで投げてきた千賀だが、現地時間5日のフィリーズ戦は文字通りの大一番となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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