千賀滉大、メッツ退団説に現実味 ヤ軍は“低リスク・高リターン”補強と米メディア分析
千賀のヤンキース移籍はあるのか(C)Getty Images
メッツでの3シーズン目を終えた千賀滉大をめぐり、トレード放出の話題が現地メディアで報じられている。今季は前半戦で7勝をマークするも故障に見舞われ、急失速。6月の右太腿負傷により、夏場以降は本調子を取り戻せず、シーズン終了直後より、トレード要員として名前が挙がることとなった。先発ローテの中心との呼び声も高かった日本人右腕は、メジャー4年目を前にその立場が一気に揺らぎ始めている。
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9月にはマイナーでの調整を試みたものの、結局、メジャー復帰に至らずシーズンを終えた千賀。現在も来季戦力としての疑問が拭えない中、すでに具体的な移籍先の球団名も聞こえてきている。米スポーツサイト『YARDBARKER』が現地時間11月10日、千賀の去就に関する特集記事を配信。「もしメッツが彼の放出を決断するなら、ニューヨークのもう一方のチームである、ヤンキースが獲得に動くべきだ」などと訴えている。
同メディアは、ヤンキース投手陣でゲリット・コール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミットの3人が「いずれも手術からの回復途上にあり、開幕には間に合わない」として、千賀を加えることでその穴を埋めるべきと主張。また、リリーフでの登板も有効であるとして、「センガが抱える耐久面でのリスクを軽減する助けになる可能性がある」と説きながら、「健康の時の彼はほとんど打てないレベルにある。必要に応じて、先発とリリーフを兼ねるハイブリッド型投手として起用することも考えられる」と持論を綴っている。
さらに、「ヤンキースは今季、深刻なブルペン問題に直面していた。レギュラーシーズンでは防御率4.37、ポストシーズンでは6.15と苦戦した」などと振り返るとともに、ルーク・ウィーバー、ジョナタン・ロアイシガ、デビン・ウィリアムズら複数のリリーフ投手がフリーエージェントとなるチーム事情にも触れ、「補強すべき穴は少なくない」と強調する。






