モイネロは日本戦の再登板回避へ 崖っぷちからのスーパーR進出を狙うキューバ【プレミア12】
■連敗スタートも3戦目で大会初勝利
チームはドミニカ共和国との初戦、韓国との第2戦を相次いで落とし、いきなり崖っぷちに追い込まれた。特に韓国戦では、先発・モイネロが満塁弾を浴びるなど2回6失点でKO。インフルエンザを押しての強行登板も報われなかった。
もう負けが許されない第3戦のオーストラリア戦(16日)。キューバは初回に2点を先制されるも、すぐさま3番のヨエルキス・ギベルトの適時打で1点を返し、3回にはヤディル・ドレイク(元日本ハム)の3ランで逆転に成功。その後は継投で相手の反撃をかわし、最終回はR・マルティネスが貫禄の三者凡退。チームに大会初勝利をもたらした。
とはいえ、崖っぷちの状況に変わりはない。スーパーラウンド進出の条件は残る日本、チャイニーズ・タイペイとの試合に連勝するのが必須だ。
■日本戦は大会初登板の右腕が先発
日本戦は右腕のラモン・フィゲレドが先発予定とのこと。今季はイタリアリーグでプレーしており、大会初登板となる。モイネロの再登板も噂されていたが、無理はさせなかったのか、それとも18日のチャイニーズ・タイペイ戦で投げるのか……。いずれにせよキューバとしては日本に勝って、チャイニーズ・タイペイとの大一番に臨みたいところだ。
対する侍ジャパンは早川隆久(楽天)が先発。ゲームメーク能力に長けた左腕がどこまでイニングを食えるか注目だ。大勢(巨人)をはじめとする強力ブルペン陣に良い形でつなげたい。会場も台北ドームから屋外の天母球場に移り、かつ現地は雨予報。先取点がより大事になってくる。
[文:尾張はじめ]
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