広陵が出場辞退 高校野球界は「暴力を許さない」強い発信を 日本高野連はリーダーシップを発揮できるか

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 一方、特に西日本の強豪校には、「厳しい上下関係」のチームカルチャーを続けている高校もあります。

「厳しいのは大いに結構なんですが、問題はそこに暴力が介在しているか。学校の外なら警察沙汰、傷害事件になるようなことを、寮内なら許されるというのは法治国家として、どうしてもおかしいでしょう。でも、なぜか日本のスポーツ界ではそれが容認されていた経緯がある。立場上、反撃できない下級生を上級生が殴る、蹴るというのは人間として最も恥ずかしいこと。スポーツマンシップと最も対極にある光景です」(前述のライター)

 今回、SNSを通じてそれらが判明したというのは歴史的転換であり、今こそ日本高野連には暴力根絶への強いリーダーシップが求められています。

「事実を元にしっかりと調査した上で、『高野連は暴力を許さない』という姿勢を堂々と見せていただきたいと思います。それが最大の抑止力になり、次の被害者と加害者を作らないための最善策になるでしょう」(前述のライター)

 熱戦が続く夏の甲子園大会。いつまでもクリーンな若者による戦いの場であってほしいものです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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