甲子園で響いた異例の謝罪 広陵の暴力問題で高野連・宝会長らが誓った“改善”「暴力、暴言やいじめは何も生み出しません」
「日本学生野球憲章は学生野球を学校教育の一貫と位置づけ、その基本原則で学生野球は一切の暴力は排除し、いかなる形の差別も認めないと明言しています。暴力、暴言やいじめは何も生み出しません。改めて全国の指導者、部員の皆さんに強くお伝えしておきます」
また、今大会の会長で朝日新聞社代表取締役社長の角田克氏も挨拶。「大会中、出場校が辞退するという残念なことがあり、大変ご迷惑、ご心配をおかけしました」と謝罪した上で、自らの考えを明かした。
「この間、頂いた様々なご指摘を大会主催者として真摯(しんし)に受け止め、甲子園大会がこれからも全国の球児のみなさんから夢を託していただける場として、フェアプレー、フレンドシップ、ファイティングスピリッツ、3つの高校野球の精神が同心円で重なり合う場であり続けるよう、たゆまぬ改善に努めてまいります」
なお、広陵は指摘される「硬式野球部の体質、過去の暴力・暴言等の有無の問題」について、「外部の学識経験者と、本法人の役員・評議員から本校卒業生及び本校野球部在籍経験者を除いた者により構成する『学校改善検討委員会』を設置し、第三者視点からの検討を学校運営に反映させる」と発表。近日中に委員を決定し、初回の検討委員会の開催についても報告するとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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