堀口恭司「ハッキリ言ってギロチンは狙ってました」 年末RIZINを振り返って、新年インタビュー
UFCチャンピオンに負けて「こりゃ、寝技できなきゃダメだな」
― どの選手も得意、不得意がありますよね。
堀口「そうですね。自分は日本にいた時は寝技が全然ダメだったんです。空手ベースで、打撃中心。その時にUFCへ行ってチャンピオンに負けた。こりゃ、寝技できなきゃダメだな、と思ってアメリカに渡ってトレーニングして、寝技ができるようになりました。それで今回の試合も (攻撃の)選択肢ができて勝てたんです。元々の打撃だけじゃ勝てなかったと思います」
― アメリカへ行って得たもの、日本と環境が違うところは?
堀口「アメリカではコーチ達が『勝つ』と言う事に対して、『チームとして勝つ』と言う姿勢、スタイルが印象的です。日本だとファイターだけ戦わせると言う感じだけど、アメリカだとチームで勝ちに行く、と言うのが印象的です。F1で言うと、ゴールして技術の人とかみんなガッツポーズしているような、そんなイメージですかね」
空手少年から今の堀口恭司ができるまで
― 最初はどんな格闘技から始めたんでしたっけ?
堀口「自分は5歳から空手を始めました。高校まで空手をやって、大学に進学か就職かとなった時に、山本KIDさんのクレイジービーというジムに入りました。18~25歳くらいまで7年間くらいやっていました」
― 普段はどのようなトレーニングをしていますか?
堀口「朝はまず走る。帰ってきて朝ごはんを食べて、少し休んでから朝の練習をします。日によって違うんですけど、大体は打撃練習をして昼食。その後、夜は寝技をやって、という感じですかね。一日だいたい三部練習しています」
― 素人質問と言うか、そもそも論なのですが、試合が怖いとか思うのでしょうか?
堀口「う~ん、戦うにあたっては大体のパターンが読めているので、怖いと思ったことはないです。こうしたらこう来るな、というのを予想して、頭で作っているので」
― メンタルの整え方を教えてください。
堀口「自分がいつも通り、練習している時のような気持ちで。とにかく練習通り、と言う事を心がけます。何で緊張するの?いつもと舞台が違うだけだよ、と自分に言い聞かせています」
「対戦相手が決まった時点で、その対策練習を反復してやります。そして、もともと持っている自分の「良い所」をどうやって生かすかを考えてトレーニングをします」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]