堀口恭司が感じた那須川天心の進化と才能

　昨年の大晦日はメイウェザーとのエキシビションマッチで話題を呼んだ那須川天心が、令和初の大晦日を彩る。

12月31日にさいたまスーパーアリーナで行われる「RIZIN.20」。神童・那須川天心が、RIZINキックボクシング特別ルールでWKBA世界スーパーバンタム級王者の江幡塁と対戦する。

那須川との対戦経験もあり、共に日本の格闘技界を引っ張る堀口恭司に、この一戦の見どころを聞いた。

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「天才なのに努力ができる選手」

—那須川天心vs江幡塁の一戦で注目しているポイントを教えてください

堀口：実は…江幡選手には申し訳ないのですが、あまりよく知らなくて…。天心くんは一回試合をしているので、よく知っています。でもその時よりすごく進化していて、スピードもパワーも上がっていると思います。今回どういう戦いを見せてくれるのか楽しみですね。江幡選手もベルトを持っているすごく強い選手だと聞いているので、もしかしたら天心くんを負かすかもしれない。そこもすごく楽しみにしています。

—堀口選手から見た、那須川選手のすごさはどういったところでしょうか？

堀口：天心くんは勘もいいし身体能力が高いですよね。しかもそれで練習もしっかりしているので。練習していることにプラスして、試合の中での発想力、思いつきで何でも技が出せる。そこが天心選手のすごいところですね。天才なのに努力ができる選手。それが全てですね。

12月31日の試合当日は堀口恭司選手がスペシャル解説として出演。リングサイドで同志の戦いを見届ける。