角田裕毅との電撃交代前にローソンの放った“僕の時代発言”が波紋 母国紙も1週間での立場逆転に皮肉「F1の世界は因果応報」

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 あくまで競争社会に身を置く者としての主張ではあった。しかし、皮肉にもわずか1週間で立場は一変。成績不振をシビアに評価された形となったローソンの角田に対する言動は、母国メディアでも「惨め」として切り取られている。

 ニュージーランドの日刊紙『The New Zealand Herald』は「F1の世界ではすぐに因果応報がやってくる」と指摘。角田を引き合いに「僕の時代がやってきた」とまで言い放ったローソンに対して「若きニュージーランド人の“時代”は今シーズン24レース中わずか2レースしか続かなかった。メルボルンと上海での惨めなパフォーマンスにより、雇用主は慣例ともいえる冷酷さで大ナタを振るった」と断じた。

 もっとも、同紙は異例のスピードでの交代劇に疑問も投げかける。母国の俊英に対するレッドブル首脳陣の扱いを「無礼とも言える早さ」と糾弾。「ツノダの昇格はチームにとってまさしく変化を告げるものだが、フェルスタッペンにふさわしいパートナーを見つけようとする不安は、チームのパニックのように怪しく見え始めている」と論じた。

 無論、緊急昇格を受けた角田だが、重圧も桁違いとなる“常勝軍団”レッドブルでは、この交代が「正解だった」と言わせるだけの結果がすぐに求められる。マシンに慣れる時間も限られるが、差し迫った日本GPでの走りに期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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