MLB2年目で早くも窮地に…“韓国のイチロー”に母国紙も危機感「言い訳が通用しない。メジャーは血も涙もない世界」

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怪我に泣き、1年目を棒に振ったイ・ジョンフ。(C)Getty Images

 メジャーリーグに移籍して2年目で、「韓国のイチロー」は早くも正念場を迎えている。ジャイアンツのイ・ジョンフだ。

 大きな期待を背負ったルーキーイヤーは、無念の1年となった。6年1億1300万ドル(約169億5000万円)というアジア人野手最高額でジャイアンツに移籍したイ・ジョンフは、開幕からレギュラーとして抜擢。元中日の助っ人であるイ・ジョンボム氏を父に持つサラブレットの活躍に注目が集まった。しかし、開幕間もない5月13日のレッズ戦で外野フェンスに激突して左肩を脱臼。直後に左肩関節唇損傷の修復手術を執行し、シーズンを棒に振った。

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 無事これ名馬とはよく言ったものだが、不可抗力の怪我ながら、新人王の筆頭候補にも挙げられたイ・ジョンフが周囲の期待を裏切った感は否めない。やはり打率.262、2本塁打の成績は1億1300万ドルの大型契約に見合っていたとは言い難い。

 そうしたネガティブな印象から母国内でシビアな声が飛んでいる。日刊紙『朝鮮日報』は、MLB公式サイトで組まれた「実力を証明しなければならない10人」という特集にイ・ジョンフが選出されたことを「デビューシーズンが予期せぬ怪我で残念な結果に終わり、2年目に対する米メディアの視線と評価はより冷たいものになった」と報道。その上で、韓国球界のスター打者に対しては厳しい意見を投げかけている。

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