西武・内海が来季も現役続行発表の陰で2人の左腕が戦力外通告を受けた背景とは
プロ野球のオフシーズンならではの悲喜こもごもを感じさせた。巨人・亀井善行外野手が21日、今季限りでの現役引退を発表。時を同じくして、巨人から西武へ移籍していた内海哲也投手は来季も現役続行というニュースが駆け巡った。
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2人は39歳の同学年。親交も、絆も深かった。亀井の今季は開幕戦で代打サヨナラ本塁打を放つ滑り出しだったが、91試合の出場で打率・216と低迷。股関節の故障が致命的なものとなり、5月には引退を考えていたという。
一方の内海は今季は2試合に登板し、1勝0敗、防御率7・71という成績。炭谷銀仁朗のFA移籍に伴い、人的補償として加入3年目を終えるところが、残念ながら全く戦力にはなれていない。もっとも野球に取り組む姿勢や練習態度などは、若手の手本になると高い評価を得ている。
亀井の引退の報に際し、内海は「寂しいです。寂しすぎます。まさか、という気持ちですね」と惜別のコメントを発表している。
ユニホームを脱ぐ亀井と、来季もマウンドへ向かう内海。2人のコントラストも対照的だが、その内海の陰で戦力外を通告されていた西武の左腕2人の存在も忘れてはならない。
西武は20日、榎田大樹と小川龍也の両左腕に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。