「巨人は寛大だなと思った」オコエ瑠偉の自由契約をめぐって球界OBの見解「戦力としてあまり期待はしていない、その肌感覚はあったのかな」

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 高木氏は今回オコエが自らで主張し、退団を希望したとされることで「自分で自分を守っていく、見出だしていくのは悪いことではない」としながらも、「巨人は寛大だなと思った」とチームにそのまま置くことなく、今後プレー続行も可能となる自由契約を選択したことに懐の深さも感じるとした。

 また今後に関しても言及。「どちらかと言うと海外の方が合う気がする。日本で育っているけど、感覚が違うのでは」として自身も希望する海外でのプレーを推す。

 またチームの指揮を執る阿部慎之助監督は「根っからの巨人で育っているから 紳士たれという」気質を強く持ち、チームが勝つことを主眼に置く指揮官としながら、「12球団あるけど空気が全然違う」「オコエにとってはすごく辛いチームかも」とチーム気質含め、段々と歯車がかみ合わなくなった可能性もあると指摘。 

 広い守備範囲とパンチ力あふれる打撃が持ち味、今季は61試合に出場、打率.246、0本塁打、5打点に終わっていた。

 高木氏もオコエに関しては「よく使ってもらったし、期待に応えたときもあるし、もっともっとできるという希望があるなら、巨人が理解を示してくれたんだから、大きく羽を広げられるところに行って、悔いのない野球人生を送ってほしい」と球界の先輩らしく、エールを送ることも忘れなかった。

 巨人においても阿部監督就任3年目となる来季はV奪回へ待ったなしのシーズンとなる。今季チームトップの17本塁打、51打点をマークしたトレイ・キャベッジが残留となったのは朗報。また日本ハムからFAで松本剛が加入と新たな外野布陣も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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