【巨人】苦しかったシーズン 真のレギュラー獲りへ進化を見せられるか、23歳内野手の挑戦
門脇は遊撃ポジションを死守できるか、注目される(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
2024年シーズン、4季ぶりのリーグ優勝を果たしながら、目指す日本一まであと一歩のところで手が届かなかった巨人。悲願達成にはどんな上積みが求められるのか。キーマンの一人とされるのが門脇誠だ。
【関連記事】【巨人】22歳のロマン砲に「化け物になって」 異国での躍進は来季の“覚醒”への兆しか
ルーキーイヤーでまず守備の堅さで信頼を勝ち取り、オフには背番号「5」に変更。チームの長年の課題だった、坂本勇人からの遊撃ポジション禅譲とスター街道を歩んでいた若武者に試練が襲いかかったのは24年シーズンだった。
当初、阿部慎之助監督も5番打者と期待していたが、開幕後はまず打撃で不振が続き、それにあわせて持ち味の守備でもエラーが増えていった。
スタメン落ちする試合もあり、今季は129試合に出場、打率.243、21打点、9盗塁に終わった。
巻き返しを期す材料もある。24年ドラフトで巨人は1位から3位まで内野手を指名。特に外れ1位には大型遊撃手として注目されていた石塚裕惺(埼玉・花咲徳栄)を指名。ドラフト1位の高卒内野手は岡本和真以来と期待の高さもうかがえる。
1 2