沢村 ロッテ入り!獲得に「古巣」が動かなかった「理由」
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あの剛腕が日本球界に帰ってくる。
今オフ、FAで注目の存在となっていた沢村拓一投手(前レッドソックス=34)をロッテが獲得すると28日の「日刊スポーツ」が報じた。
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ロッテから海外FA権を行使してレッドソックスと2020年オフに2年契約を結んだ。1年目の21年は55試合に登板して5勝1敗、防御率3・06。22年シーズンは49試合に登板し1勝1敗3ホールド、防御率3・73の成績だった。
30代半ばとなった今も平均50試合登板をこなすなど、タフネスぶりは変わらず。最速158キロの直球とスプリット、スライダーを武器にメジャーで戦っていたとあって、仮に日本球界復帰となれば手を差し伸べる球団はあると見られていた。
渡米前、最後の所属先となったロッテとは関係性も良好。新指揮官となった吉井監督とは投手コーチと選手として信頼関係もあり、復帰に前向きに働いた模様だ。
一方で沢村の去就に関してはかつての古巣、巨人の動きも注目されていた。巨人は昨季、チーム防御率がリーグワーストの3・69と低迷。若手投手陣は伸びてきたものの、先発、救援陣ともに層の薄さが指摘されたとあって、先発、リリーフともに務められる沢村の復帰の可能性も指摘されていた。
今オフは助っ人外国人を中心に精力的に補強を行った。一方でチーム課題として「大勢につなぐ7、8回の男を誰が務めるかも注目を集めています。デラロサ、ビエイラが去り、球威があり1回をしっかり抑えられる沢村は正に適任と見られていました」(放送関係者)