G党も惚れた田中将大の振る舞い 捕球できなかった23歳急造外野手の右肩をポンポン「さすが一流投手」「なんとか200勝達成を」

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5回二死満塁のピンチを味方の美技に救われ、拳を突き上げる巨人・田中将大(C)産経新聞社

 巨人は9月15日のDeNA戦(横浜)に0-3の完封負けを喫した。打線が先発アンソニー・ケイの前に、6安打に抑えられて2連敗。DeNAと入れ替わり、3位に転落した。

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 マー君の力投は報われなかった。先発・田中将大はテンポ良く3回まで1安打投球。4回は先頭打者を遊撃手・泉口友汰の失策で出塁させたが、次打者を三ゴロ併殺に斬ってとった。

 5回は味方のスーパープレーに救われた。連打などで二死満塁のピンチを招き、DeNA2番・度会隆輝に147キロを逆方向に鋭く運ばれた。走者一掃も覚悟した当たりだったが、これをレフトの丸佳浩がダイビングキャッチ。田中は両拳を高々と突き上げて吠えた。

 続く6回は先頭・筒香嘉智の右中間を破りそうな打球をトレイ・キャベッジが頭から飛び込み、スーパーキャッチ。右腕は脱いだ帽子を外野方向にかざし、感謝を示した。

 しかし、3度目はなかった。二死一、二塁から石上泰輝に投じた初球のスプリットが落ちず、とらえられた白球は右翼の頭を襲った。中山礼都はジャンプしながら、懸命に腕を伸ばしたが、グラブの先に当たり、ボールはグラウンドに転がった。先制の2者が生還。田中はこの回を投げ切ったところで降板し、日米通算200勝はまたもお預けとなった。

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