「200という数字が近くなってから色んなことがありました」田中将大が史上4人目の日米通算200勝!王手から4度目の正直
この日は1軍で初めて、ベテランの小林誠司とバッテリーを組んだ。中継した『BS日テレ』の試合後インタビューでは、阿部監督が田中から女房役に小林を指名したことを打ち明けた。指揮官は、右腕の大記録達成に胸をなで下ろしながら「(小林は)上手く投手のいいところを出してくれた。きょう勝って最高ですね」と笑みを浮かべた。
2023年までに積み上げた白星が197。しかし、そこから苦しみ抜いた。昨年は先発機会が1度だけで、プロ18年目で初のシーズン未勝利となった。オフの契約交渉では減額制限を超える減額提示を受け、これを拒否。自由契約となることを選択した末に、巨人に入団した。
同局で放送された記者会見では「200という数字が近くなってから色んなことがありました」と振り返り、「その分ものすごく苦しかったですけど、乗り越えることができて、その数字にたどり着けることができたのは(自分にとって)大きな1勝です」と達成感をにじませた。
レギュラーシーズン3位が確定している巨人にとっては、背番号11の偉業で勢いづきたいところだ。田中もお立ち台で「きょうこれで終わりということは何もない。ここから先の戦いが本当の勝負。クライマックスシリーズ、日本シリーズと戦っていけるように、勢いに乗って戦っていきたいと思います」と誓った。この金字塔を、ポストシーズンへの追い風としたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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