「197勝で止まっていた時計が動き出す」田中将大の開幕ローテ入りに韓国メディアからも期待の声 オープン戦での好投にも賛辞「復活を印象づけた」

田中が巨人で復活を目指す(C)産経新聞社
ベテランのパフォーマンスが海外でも話題となっている。
今季より巨人に加入した田中将大が3月2日、東京ドームで行われたヤクルトとのオープン戦で先発登板。2イニングを投げ打者8人に対し被安打2、無失点と好ピッチングを披露した。試合後には阿部慎之助監督が開幕ローテ入りを明言するなど、新シーズンを前に、背番号11の注目度は高まり続けている。
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巨人のユニフォームを纏ってのプロキャリア19年目、再スタートとして順調な滑り出しをみせている田中。その動向には韓国メディア『スポーツ朝鮮』からも関心が向けられている。
3月3日、同メディアは田中の2度目のオープン戦登板となったヤクルト戦での内容を報じる特集記事を配信。その中では、「通算200勝を見据える右腕のレジェンド、田中将大(37)が、巨人の先発としてシーズンを迎える。3月30日、東京ドームで行われるヤクルトとのホームゲームで先発登板する」として、阿部監督の意向も伝えながら、さらに、「楽天で屈辱を味わった田中が、巨人で名誉挽回のチャンスをつかんだ」などと綴っている。
トピックでは、2月24日のロッテ戦から3イニングを無失点に抑えている田中のここまでの実戦での成績を紹介し、「復活を印象づけ、疑念を払拭した」と評しており、また、ヤクルト戦で2度、ランナーを背負いながら切り抜けた場面について、「ベテランらしい落ち着いた投球を披露した」と投球内容を称賛。初回での上位打線との対戦にも触れており、「長岡秀樹、村上宗隆、サンタナと、ヤクルトの主軸を成す打者3人をわずか4球で片付けた」などと振り返っている。