巨人・田中将大、約3か月ぶりの1軍登板は及第点だったか 層の薄い先発陣、異様な東京Dの雰囲気…8月中に次の登板は来る!

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 ただ、本人も課題に挙げたように4回以降は四球がかさんだ。

 4回2死から内山壮真、村上宗隆に連続で四球を与え、ホセ・オスナに同点打を浴びた。5回は無失点で切り抜けるも、2死から連打のあと、岩田幸宏を歩かせた。丸佳浩の犠飛で勝利投手の権利を得た6回も、2死一塁で長岡秀樹に四球を与えて降板。代わった船迫大雅が中村悠平に再び追い付かれる適時打を打たれた。

 久しぶりの一軍登板は104球の熱投だった。良かったところ、課題の出たところの両方が見られるマウンドだった。

 試合後、阿部慎之助監督と杉内俊哉投手コーチは次回登板の確約はしなかったようだが、また投げる機会は遠くない時期に来るだろう。今の巨人は先発陣が決して豊富ではない中、8月は31日間で27試合をこなさなければならない。1人でも多くゲームメイクできる投手が必要になっている。

 また、この日の東京ドームの雰囲気は異様だった。田中の醸し出す緊張感が球場を覆ったのか、1球ごとのリアクションが非常に大きかった。無論、日米通算200勝を知るファンは、二軍でもがく姿も見ていることだろう。それだけの期待をされるスターだからこそ、今のチーム状況で、できることはある。

 小学時代からの盟友・坂本勇人も同じグラウンドで奮闘している。田中だって負けてはいられない。ジャイアンツでの日々はこれからも続いていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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