MLB敏腕代理人が吉田正尚を激賞!春先の”不振”の際も「確信」が揺るがなかった理由
開幕時に不振を極めていた打撃に安定感が出てきた吉田。その打棒に周囲の評価も上々だ。(C)Getty Images
日本球界屈指の強打者が真価を発揮し続けている。レッドソックスの吉田正尚だ。
昨年12月にポスティングをし、争奪戦の末に5年総額9000万ドル(約126億円)の大型契約をレッドソックスと締結した吉田。今春に開催されたワールド・ベースボール・クラシックで残した打率.409、出塁率.531、長打率.727という爆発的なスタッツもあり、周囲の期待は自然と高まった。
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しかし、開幕直後は思うような成果を出せずに苦心した。日本とは異なる急速対のボールの対応に手を焼き、4月19日時点までは打率.167、長打率.250と低迷。さらに打者の純然たるパワーを評価する指標ISOも.083と持ち前のパワーが機能していないのは明らかだった。
しかし、4月20日のツインズ戦で7試合ぶりのマルチヒットを記録すると、吉田は何かを掴んだように成績が上昇。打率.299、6本塁打、OPS.855にまで数字を回復させ、チームメイトからも「ヨシダは特別なバッターだ」(ジャスティン・ターナー談)と評される打力を発揮しながら中軸をしっかりと担っている。
もっとも、吉田のメジャー移籍に尽力した球界の大物は、今の復調が「当然だ」と見る。数多のメガディールを成立させてきたスコット・ボラス代理人だ。