定まらない吉田正尚の起用法 現地識者は打撃スキルを称賛も守備には変わらずシビアな評価「外野は大きく低下することに」

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守備に難を抱える吉田はバットで結果を出さなければならない(C)Getty Images

 レッドソックスの吉田正尚は今季もオープン戦では指名打者での出場が続いている。また一方では、アレックス・コーラ監督から今オフ、吉田のレフトでの起用を示唆するコメントも聞かれた。現在は打撃でのアピールが続いているものの、手術明けとなる右肩の状態が完全に回復となったタイミングで、外野守備を任せられることもあり得るだろう。

【動画】吉田正尚が“復活打” 右翼への適時二塁打に笑顔

 そして、この吉田も含めレッドソックスは今なお、各ポジションでのレギュラー争いが大きな注目を集めている。米メディア『Sports Illustrated』では、サード、セカンドなどのポジションを占っており、吉田の存在も関わっていると論じている。

 レッドソックスが今オフ、アレックス・ブレグマンを獲得して以降、ラファエル・デバースとのサードのポジションをめぐる議論はいまだに熱を帯びているものの、同メディアは「どちらも開幕ラインナップに入ることは確実」と指摘。さらに、セカンドもデビット・ハミルトンなど若手選手により争われると主張する。加えて、「ラインナップを考える上で考慮すべきもうひとつの要素がある。それが、指名打者兼左翼手のマサタカ・ヨシダをどう起用するかという問題だ」などと提示している。

 続けて、地元紙『Boston Herald』のマック・セルーロ記者による、ラインナップについての意見として、「私はヨシダをラインナップに入れた場合の方が、チーム全体として打線の厚みと破壊力が増すと考える。しかし、ハミルトンを二塁に起用し、ヨシダを左翼に置く場合、内野守備は大幅に向上するものの、その代償として外野守備は大きく低下することになる」との分析を伝えている。

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