フェルスタッペンはレッドブル残留決断も、課題は「来季マシンのパフォーマンス」
このままホーナー氏がチームの代表ポストに固執していたら、フェルスタッペン側もチームから飛び出す選択肢を選んでいたかもしれないが、レッドブルの経営陣がストーブリーグが佳境になる7月にけじめをつけて更迭を決断したことで、フェルスタッペン陣営も矛を収めざるを得ずチームに残ることにしたもようだ。
新代表に就任したローラン・メキース氏は今季序盤まで姉妹チームのレーシングブルズを率いてきた。フェルスタッペンも「彼はとてもフレンドリーでオープン。やる気も情熱もあふれている。それがボスに望むこと。彼がつくり出している雰囲気は素晴らしい」と好意を寄せており、新体制を歓迎しているという。
問題は開発している来季マシンのパフォーマンス。特にフォートと提携する形でレッドブルパワートレインズが手がける新パワーユニットがどだけのポテンシャルを持ち合わせているかは未知数だ。
今季は契約を破棄できるパフォーマンス条項の存在が浮き彫りとなり、フェルスタッペンが行使するか否かで話題になった、来季に向けた去就はひとまず決着したが、現行の契約は2028年まであり、来季中もおそらくパフォーマンス条項が注目されるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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