絶対王者フェルスタッペンは角田裕毅の昇格を「喜んでいない」 レッドブル幹部が内情を告白「最善の策だった」

角田の緊急昇格に対するフェルスタッペンの反応は興味深いものとなった。(C)Getty Images
現地時間3月27日、F1の名門レッドブルは、姉妹チームであるレーシングブルズに所属していた角田裕毅の昇格、そしてセカンドドライバーのリアム・ローソンの降格を発表した。
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異例のスピード決定だった。たしかに今季に昇格したばかりだったローソンは、オーストラリアGPと中国GPでゼロポイントと結果を残せてはいなかった。さらに25年の新型マシンである「RB21」への適応に苦心して低調なパフォーマンスも露見していた。
しかし、開幕間もない段階での急転直下の人事には疑問点も少なくない。角田に何の非もないが、ローソンの同胞でもあるラリードライバーのスコット・マクラフリンは「レッドブルは冷酷で非合理的だ」と糾弾。名門への逆風は強まっている。
そうした中で注目を集めているのは、レッドブルのエースであるマックス・フェルスタッペンの反応だ。セルジオ・ペレスが退団した今オフに、厳選されたはずだったセカンドドライバーが早々と変えられ、さしもの絶対王者も胸中は穏やかではなかった。
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