“金満球団”メッツが今オフFA市場で静観のわけ 米メディアからは「25年オフはドジャースにようになる」との指摘も
千賀を擁するメッツは今オフ、大型といえる補強をしないでいる(C)Getty Images
今オフのFA市場で動向が注目されていた大谷翔平と山本由伸は、ともにドジャースへの入団が決まった。2選手に10億ドル以上の資金を投じたドジャースだが、それに対して“金満球団”で知られるメッツはここまで大きな補強の動きがない。大谷の獲得レースからは早々に撤退、山本の争奪戦では最終候補まで残ったが、惜しくも獲得まで至らなかった。目玉の2選手の去就が決定した後も目立った動きがないメッツ。そこにはどんな理由があるのだろうか。
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米スポーツメディア『FanNation』のメッツ専門サイトは記事を配信。「今年のメッツのオフシーズンは静かであるが、来年の冬はそうならないようだ」と言及した。
同メディアは今オフのメッツについて「メッツはこの冬、かなり静かなオフシーズンを過ごしている。ヨシノブ・ヤマモトには巨額の契約を提示したものの、デビッド・スターンズ編成本部長のもとで将来的な計画を練っているメッツにとって、大型の長期契約を結ぼうとしたのは同投手だけだった」と、巨額のオファーを提示したのは山本のみであるとし、近年のオフで見られるような大型補強の動きは見られないと指摘した。
同メディアによると、今オフの大型補強が見られない理由については大物2選手の年俸が影響しているという。「スターンズの戦略は、2025年に過去に支払ったモンスター契約が終わった後に可能な限り経済的自由を得ることである」と記載。“モンスター契約”を結んでいる選手とは、昨年途中までメッツに在籍し、トレードで移籍したジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーの2人である。